健康寿命とは何か
このサイトが「元気に動けるのは あと何年」を出すときに使っている数字です。何を数えたものなのか、どこまで言えて、どこから先は言えないのかを書いておきます。
健康寿命(令和4(2022)年)
男 72.57歳/女 75.45歳
同じ年の平均寿命との差
男 8.49年/女 11.63年
たった1問の答えから作られている
健康寿命のもとになっているのは、厚生労働省の国民生活基礎調査にある「あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか」という設問です。「ない」と答えた人を健康、「ある」と答えた人を不健康として、年齢ごとのその割合と生命表を組み合わせて計算します(サリバン法)。
つまり医師の判断でも検査の結果でもなく、本人の答えを集計したものです。寝たきりだけを数えているわけではなく、通院や痛みで日常に影響が出ていれば「ある」に入ります。だから72.57歳という数字は「その歳で動けなくなる」という意味ではありません。
★年齢別の健康寿命は、公表されていない
ここがこのサイトで一番気をつけているところです。健康寿命は0歳の時点で計算された全国の値で、「45歳の人の健康寿命」のような年齢別の値は公表されていません。
一方、平均余命は年齢別に公表されています(厚生労働省「令和7年簡易生命表」)。性質の違う2つを引き算すると、どこにも公表されていない数字ができあがってしまいます。たとえば45歳の男性の平均余命は 37.52年で、足すと 82.5歳。ここから健康寿命の 72.57歳を引くと 10.0年になりますが、これは全国の差である 8.49年とは一致しません。
そこで当サイトは、引き算をひとつだけに絞っています。
出すのは「全国の健康寿命の年齢まで、あなたはあと何年か」だけです(72.57歳 − いまの年齢)。これは年齢どうしの引き算なので、新しい数字を作っていません。あなた個人の「健康な期間の長さ」は出しません。出せる根拠が無いからです。
健康寿命の年齢を過ぎていても、おかしくない
72.57歳や75.45歳を過ぎて元気に暮らしている人はたくさんいます。健康寿命は全体の平均であって、個人の期限ではありません。実際、75歳の男性の平均余命は 12.24年、80歳でも 9.1年あります(令和7(2025)年)。
反対に、若いうちから持病や障害で日常生活に影響がある人もいます。健康寿命はその人たちを含めた全体の集計なので、個人がいまどうかを言い当てるものではありません。
出典: 健康寿命(令和4(2022)年の値・厚生労働省(令和6年12月公表)) / 厚生労働省「令和7年簡易生命表」。健康寿命は3年ごとに公表されます。
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